先日、産業界や研究者らでつくる有識者団体「日本創成会議・首都圏問題検討分科会」が、東京圏(東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県)の2025年の介護需要が現在(2015年)に比べ45%増え、172万人に上るとの試算を公表しました。また、医療・介護の受け入れ能力も全国平均より低いなどの理由から、地方への移住を促す施策の推進などを提言しています。
確かに、首都圏にくらべ、地方は余力があるとは思いますが、地方都市も近隣都市からの受け入れ要請などがあり、必ずしも余力がある状態とは言えないことになっているのではないかと想像できます。
介護人材不足⇒介護職従事者の不足⇒逃れられぬ重労働⇒提供される介護の質の低下
この悪循環がどんどん加速していくのは明らかであり、やはり介護をする側の私たちは、いかに自宅で(ヘルパー派遣やデイサービスやショートステイなどを上手く利用しながら)負担を少なく介護をしていくか。ということ考えて行かねばなりません。その選択肢は避けて通れないものと思われます。
幸いなことに、介護・福祉用品は進化し続けており、介護する側にもされる側にもとても助かる機能が付加されています。
介護用具の進化が、今後の介護人材の不足を補うものとなっていく・・・いずれは介護される側になるであろう私たちにとって、この用具の進化は大変有難いことだなぁと、日々リニューアルされる介護用具の情報が入るたびに思う次第です。